「ダイエット=減量」と認識している方が多いと思いますが、本来のダイエットの意味は、「健康的な体型になるために取り組む食事療法」の事です。
つまり、肥満体型の人が、減量のために食事療法として食べる量を減らす事もそうですが、痩せ過ぎの人が適正体重にするために食事療法として食べる量を増やす事もダイエットといいます。
現代では肥満人口が多く、肥満を解消し、健康的な体型になるための指導を行う機会が多いせいか、一般的に「ダイエット=減量」と認識されています。
また、減量には食事療法と合わせて運動も必要なため、痩せるために行う運動もダイエットの一環となっています。
ウェルネスケアでは、「ダイエット=肥満を防止・解消するため、毎日の食事や運動に意識を向け、健康的な適正体重にする事」と考え、ダイエットに関する情報を発信します。
まずは、自分の体の状態を把握する事が大切です。自分の体重が適正体重(標準体重)かどうか調べてみましょう。
■以下のページで、適正体重の計算方法と、肥満になりやすいかどうかを確認する事が出来ます。
健康セルフチェック 体重チェック
人間は、脳の満腹中枢というところが刺激をうけ、その刺激が一定レベルに達したときに「お腹がいっぱいになった」と感じます。
満腹中枢は食事を始めて20分後から刺激され始めると言われていますので、ゆっくり食事をすると、少ない食事量で満腹を感じる事ができます。
■下記のサイトで、食べる速さと体型の関係がグラフ化されています。
みんなの食育 ゆっくり食べる(農林水産省)
満腹中枢が刺激を受ける要因は、水分摂取や胃の拡張などいくつかありますが、「噛む」行為も満腹中枢に刺激を与えます。
「一口30回以上噛みましょう」と一般的に言われていますが、毎回30回もかむ回数を数えるのは大変です。そこで、いつもより「10回」多く嚙む事を意識してみると続けやすいかと思います。
食物をよく噛むと必然的にゆっくり食事をする事になり、食べすぎを防止します。
また、胃腸の働きを活発にし食物の消化を助けます。
脂肪分と糖分はカロリーが高く、特に砂糖などの甘い物には中毒性がありますので、危険です。
これらを食べる事を控えるようにする事で、摂取カロリーを少なくし、肥満を防止します。
ダイエットが必要だからと、いきなりハードな運動をすると、体にも心にもよくありませんし、その辛さから3日坊主になる可能性もあります。
ダイエットには、まず、運動を習慣づける事が第一です。無理なく楽しく続けられ、適度に疲れを感じる運動をする事が大切です。